Niels Skovgaard (1858-1938)

ニルス・スコウゴーは、デンマーク黄金時代を代表する風景画家 P.C.スコウゴー (1817-1875) の次男で、グルントヴィの彫像の作者として知られている。ヴィボー大聖堂のフレスコ壁画を手掛けた兄ヨアキムとともに、世紀末の画家としてもっと評価されてよい。
Niels Skovgaard – Wikipedia

Scenery from Grimsbu (Oct 1912). Oil on canvas board. 42×72 cm
“Rønningsbækken”, near Grimsbu in Norway. Sept 1912. Oil on paper laid on panel. 35.5×59 cm.

オーカーに彩られたグリムスブ(オスロの北250kmの山間地)の秋の風景は、ノルウェーというよりデンマーク人特有の暖かさを感じる。デンマークには山らしい山がないので、このようにノルウェーまで赴いて制作した結果、ユニークな作品となっているように感じる。

Under linden tree in Nysø garden. 1897. Oil on canvas. 55.5×67.5cm. Collection: Skovgaard Museum
Madam Suzette Mariboe, née Dalgas, in her living room in Frederiksgade. 1884. Oil on canvas. 37×43cm.

Nysø はシェランの南、Præstø の近くにある荘園(マナー)。Frederiksgade は、コペンハーゲンの王宮(アマリエンボー)とフレデリック教会を結ぶ通りである。